ミコト:
フランクのこの交響曲って、全然フランク(素直)じゃないよね。厳ついし捻じれてる。
フタコ:
何言ってんだか。
ミコト:
フランク自体、有名曲が少ないから、フランクの作風をはかり知ることがなかなかできない。そんな中で、この曲だけ取り上げて、どーのこーのいうのも、なんか悪い気がいつもしちゃうんだよなー。だから、あんまり語れないんだけど。
フタコ:
そんな理屈っぽいこと考える必要ないでしょ。ほれ、いつものよーに、てきとーに語れ。
ミコト:
循環動機とかいう手法で作られてるけど、これって、結局、全体に統一感を持たせるには至ってないような気がするんだよな。「幻想交響曲」よりは、交響曲っぽいけど、なんか、ベートーヴェンを聞いた時のすっきり感、カタルシスとは、また違うところにあるような音楽だよね。
フタコ:
はぁ、相変わらず理屈っぽいわね。この曲、素敵じゃない。分かりやすく素敵なメロディが至る所にちりばめられてる。そんな、循環動機とかどうでもいいわ。
ミコト:
そんなもんかな。
フタコ:
もう少しいい録音で聞いてみたいわ。
コメント