対決クラシック  フタコトミコト

フタコさんとミコトくんの クラシックの語らい

サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」&フランク:交響曲二短調



ミコト:
フランクのこの交響曲って、全然フランク(素直)じゃないよね。厳ついし捻じれてる。

フタコ:
何言ってんだか。

ミコト:
フランク自体、有名曲が少ないから、フランクの作風をはかり知ることがなかなかできない。そんな中で、この曲だけ取り上げて、どーのこーのいうのも、なんか悪い気がいつもしちゃうんだよなー。だから、あんまり語れないんだけど。

フタコ:
そんな理屈っぽいこと考える必要ないでしょ。ほれ、いつものよーに、てきとーに語れ。

ミコト:
循環動機とかいう手法で作られてるけど、これって、結局、全体に統一感を持たせるには至ってないような気がするんだよな。「幻想交響曲」よりは、交響曲っぽいけど、なんか、ベートーヴェンを聞いた時のすっきり感、カタルシスとは、また違うところにあるような音楽だよね。

フタコ:
はぁ、相変わらず理屈っぽいわね。この曲、素敵じゃない。分かりやすく素敵なメロディが至る所にちりばめられてる。そんな、循環動機とかどうでもいいわ。

ミコト:
そんなもんかな。

フタコ:
もう少しいい録音で聞いてみたいわ。


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